ダライラマ14世(帰国~インド亡命)

【ダライラマ ラサに帰還する】

チベット国民「ダライラマ!!帰ってこれてよかった!!おかえりなさい!!」

ダライラマ「ありがとう!!!(毛沢東と友好的にしていたおかげか、チベットの状況はそんなに悪くなっていなかったみたいだ。よかった。最後の毛沢東の一言はがっかりしたけど、今はまだ中国に友好的な雰囲気を出しておこう)」

中国当局「これからも仲良くやっていきましょう(*^_^*)」

(しかし、後日、中国の非道な行いが自然と耳に入っていくようになる)

ダライラマ「ひどい・・・ひどすぎる・・・・・・・・・・・」

ダライラマ「口では都合のいいことを言って、平気で嘘をつく・・・それが中国のやり方なんだな・・・・・・」

ダライラマ「このままではだめだ。やはり、あの国に手助けしてもらうしかない!!」

ダライラマは1955年の夏、ようやくラサに帰国します。たくさんのチベット国民がダライラマの帰還に安堵しました。ダライラマが中国で毛沢東とうまくやっていたおかげか食料難は以前より改善し、状態は良くなっていました。しかし、水面下で中国によるチベット国民に対する反宗教的な再教育(僧や尼に生き物を殺させたり、反抗的な僧侶をつるし上げて、国民を集め僧の悪口を言うことを強制させたりした)のことを知り、このままではチベットは完全に中国に支配され、チベット国民とチベット仏教は絶滅してしまうと悟ると、ダライラマは一筋の希望を求め、インドへ行く決意をします。

【ダライラマ インド首相ネルーと対談する】

(運よく中国当局からインドへ行く許可をもらってダライラマはニューデリーで首相のネルーと対談する)

ダライラマ「初めまして!ネルー首相!(毛沢東と比べると自信たっぷりという感じではないけど、専制君主的な雰囲気は一つもないなぁ。これなら政治的亡命の可能性もあるかもしれない)」

ダライラマ「聞いてくださいよ!中国の非道の数々を・・ペラペラペラペラ」

ネルー「ネムー ( ´ρ`)。o ○」

ダライラマ「え、ネルー首相眠そう・・ネルーだけに(笑)」

ネルー「言いたいことはよくわかった」

ダライラマ「(ほんとかな)」

ネルー「しかし、インドはあなたを支持することはできない」

ダライラマ「え・・実をいうと亡命も考えているのですが・・・」

ネルー「・・・・・・・国に帰り、十七協定のもとで中国と上手くやっていきなさい」

ダライラマ「だからそれを今まで頑張ってきたけど無理だったといってるでしょう!!」

ネルー「明日、ヨーロッパ経由でインドに来る周恩来に直接その問題を話してみるよ。もちろんあなたも一緒にだ」

ダライラマ「・・・・・・・わかりました。お願いします」

亡命や支持を求めにインドに来たダライラマにとって、ネルーの返事は非常に残念なものでした。

【周恩来との対談】

周恩来「チベットはうまいこといっている(*^_^*)何も心配することはありませんよ(*^_^*)」

ダライラマ「(どの口がいうんだよ)」

周恩来「何か言いましたか(笑) それよりインドに長く滞在するのはやめときなさい。ここにはスパイや反乱分子がたくさんいる。今すぐラサに帰りなさい」

ダライラマ「くっ・・・・」

ネルー「すまんね。ダライラマ君。君には協定に基づき、中国と上手くやっていくしか道はない。インドは力になってあげれないんだよ。周恩来の言う通り、今すぐラサに帰りなさい。国民たちが不安になっていますよきっと」

ダライラマ「はい・・ただカリンボンによってから帰りたいです」

ネルー「ははっ!!もちろんいいとも!!!インドは自由の国です!あなたは我が国の法を何一つ破っていないのですから!」

周恩来と対談したダライラマですが、話は中国にいたころからほとんど進みませんでした。また、周恩来はダライラマに亡命にチベットから逃げられたくないため、速やかにラサに帰るように促します。これに対してダライラマは反対しましたが、インドでの滞在では何一つ成果を得ることができませんでした。

【帰国すべきか亡命すべきか】

(カリンボンに向かったダライラマ一行。その中にはダライラマの兄が二人とお告げし、料理長など様々な人物がいた。その中で帰国すべきか亡命すべきは未だにもめていた。そんな中、ルカンワ(前首相)がダライラマに会いに来た)

ルカンワ「お久しぶりです。ダライラマ14世。」

ダライラマ「え、ルカンワ!?なんでここに!?」

ルカンワ「巡礼を装って何とかチベットから抜け出してきました。」

ルカンワ「それよりダライラマ。やはり、無理を言ってでもインドに亡命させてもらうべきです。次チベットに帰れば、もうチベットから抜け出せなくなるかもしれない」

ダライラマ「そうかもしれないが・・・ネルー首相には手助けはできないと言われたし・・」

兄「その心配はいらない。ブッタガヤにいる間にたくさんの親チベット派の政治家にあってきた。彼らは独立を支持してくれる!亡命の手助けもしてくれるだろう!!」

ダライラマ「だが・・」

お告げ師「ダライラマが亡命するですって!!!それはダメです!!!亡命は不吉な予感がします!!!今すぐ帰国するべきです!!」

ルカンワ「占いは今はいいからwwwwwwww」

兄「とにかく今は亡命が最善の道だ。お前が生きていれば、チベットは復興できる!インドにいれば外国の支持を求めることができる。私はさっきアメリカのCIAと接触してきた。うまくいけばアメリカの力も借りることができるだろう。」

兄「頼む!ダライラマ!!兄とルカンワの一生で一度のお願いだ!!!インドに今から亡命してくれ!!」

ダライラマ「私は・・・・・・・・・・それでも今チベットにいる国民を見捨てて亡命することはできない。今亡命すれば、彼らはさらにひどい目にあってしまうだろう・・」

ダライラマ「彼らは私の帰りを待っている・・・私はラサに帰るよ・・・・・・・・・・・・」

兄・ルカンワ「ダライラマ………………」

ダライラマの兄と前首相のルカンワは外国の支持を得て、チベットを立て直すため、アメリカのCIAと接触したり、親チベット派の政治家たちに協力して亡命の手はずを整え、ダライラマに亡命するように説得しました。しかし、ダライラマは二人の説得を振り切り、残された国民のためにラサへの帰還を決意します。最終的に1957年三月末、ダライラマ14世一行はラサに旅立ちました。

【絶望的な状況】

(ラサに帰還したダライラマ。彼は中国と上手くやっていく道を選んだ)

ダライラマ「国民たちよ!私は中国がチベットを援助するために入ってきたという言葉を信じてる!!!」

(しかし、各地ではゴンポ・タジというチベット人指導者を中心としたチベット解放軍による中国人を対象としたゲリラやテロが多発していた)

中国当局「ダライラマよ。あのテロリストどもに武器を捨てるように言え」

ダライラマ「・・・・わかりました・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(ダライラマは武器を捨てるように声明を出しましたが、ほとんど効果はなく、チベットはほとんどダライラマの手に余るものとなっていった)

(連日チベット解放軍の数はまし、それに対して中国軍側の反撃も過激なものになっていった。国際法委員会が出した報告書を読んだダライラマは、磔や生体解剖、拷問などを受けるチベット人たちのことを知り絶句。彼らは処刑の最中に「ダライラマ万歳」と叫んでいたという記録もある。)

(ラサの様子は中国が侵略してきたときと大きく変わり、共産党の官僚が済むための新しい地区ができたり、病院や学校、軍隊の宿舎などができていった。これらの施設はチベット人はほとんど活用することができず、彼らの職を奪っていった。チベット人はどんどん追い込まれていった。)

(しかし、皮肉なことにダライラマの生活は中国側の態度が強くなってきたこと以外ほとんど変わりがなかった。)

【絶望の淵】

(ダライラマはノルブリンカ宮殿からラサに帰ってきた。彼はそこで、さらに悪化したラサの状況を目にする)

ダライラマ「なんてことだ。中国の残虐行為から逃れてきたと思われる。国民が難民となってラサの郊外で野宿している」

ダライラマ「私には何ができる?いっそのこと中国と全面対決するべきか・・・」

ダライラマ「いや、それは悲劇しか起こらない・・・・・」

ダライラマ「責任感が重い・・・・・私は国民を励ますことしかできないのか・・・・」

1958年。ダライラマは自国が少しづつ侵略されて行っているのを見ているしかできませんでした。彼は無力でした。

【怒り爆発。大規模デモ勃発】

(そんな時ついに事件が起こる。 中国当局がダライラマを観劇に誘った。しかし、このときダライラマに対して、“チベット人の護衛をつけるな”と要求した。)

チベット国民1「なんでも中国当局はダライラマに護衛をつけるなと言い出したらしいぞ!」

チベット国民2「これは事件だ・・・ダライラマがさらわれてしまうかもしれないぞ・・」

チベット国民3「なんだって!?( ゚Д゚)」

チベット国民4「俺たちでダライラマを守るんだ!!!!」

(チベット国民はダライラマが攫われると思い、ダライラマを中国軍事司令部に行かせないようにするためノルブンリカ離宮を囲った。)

ダライラマ「朝だ。おはよう。なんか外がうるさいな。」(窓を見る)

ダライラマ「なんだこれはぁああああああああああああああ( ゚Д゚)」

(何万というチベット人がノルブンリカ離宮を囲っていた。そして、事件が起こる)

チベット国民「おいっ!こいつ中国人の高級官僚だぞ!ぶっ○せ!!!!」

中国人高級官僚「ちょっwwwwwやめろwwwwwwwwwwwww」

ダライラマ「やってしまったな・・・・・・もう引くに引けないぞ・・・・・・・・」

中国当局「おらぁ!!ダライラマ!!!これはどういう状況だ!!!!!!!!!!!!」

中国当局「今すぐ、あの蛆虫どもを追い払え!!!!」

ダライラマ「そんな無茶な・・・・・・・・・・」

チベット国民「チベット人にチベットを返せぇえええええええええ!!!!!!!!!!<(`^´)>」

(チベット国民は“ダライラマが中国軍司令部に行かない”と確約するまで死んでも動かない覚悟で集まっていた)

(その後、ラサの婦人たちも大衆デモを組織した。今までの非道な行いにより民衆の怒りは頂点に達していたのだ。彼女たちも“大切な守護者”ために死ねる覚悟を持っていた)

(それだけ、チベット国民のダライラマに対する思いは強かった)

(しかし、中国ももちろん黙ってはいなかった。中国はダライラマに対して、“軍事行動で民衆を掃討する”という通達をダライラマに送った)

(悲劇は目の前にあった)

【ダライラマ亡命を決意】

ダライラマ「軍事行動で掃討・・目がくらくらする。とにかく今は時間を稼がなければ・・・」

ダライラマ「私の居場所が聖あくにわかっていなければ、中国も簡単に軍事行動は起こせないだろう」(ダライラマは中国当局の将軍アポに“我慢して静観してほしい”という手紙を送り、居場所が公表されないように気を配った)

ダライラマ「少しは時間が稼げるだろう・・しかし、次はどうすればいいんだ・・・」

お告げ師「今すぐ亡命しなさい!」

ダライラマ「お告げ師!!!この前は亡命するなといったのに・・」

お告げ師「・・・・・・今すぐ行け!!!!!!!!!!!!」

ダライラマ「確かにお告げ師の言う通り、脱出だけが、群衆を解散させる唯一の方法だ。。。」

ダライラマ「これしかないな。不甲斐ない私を許してくれ国民たちよ・・・」

ダライラマはお告げ師のアドバイスもあり、群衆を救う唯一の方法は脱出しかないとし、亡命を決意します。

【一世一代の大脱出】

(脱出は侍従長と総務長官、個人家庭教師などの官僚、ダライラマの家族とごく少数で行われることになった。スパイが数多くいるため大勢だとばれる可能性が上がるからである)

ダライラマ「作戦は簡単でシンプルだ!群衆に紛れてみんなバラバラになって宮殿を出ていく。抜け出したら、キチュ河の南岸にある尼僧院に集合だ。」

(日が暮れ脱出をするときがきた)

ダライラマ「最後に私の守護神である、マハーカラを祭った寺院にいっておこう」

ダライラマ「どうか、この旅路とチベット国民を守ってください」

ダライラマ「いつか絶対帰ってきます。」

ダライラマはチベットへの帰還を決心し、命からがらインドへ亡命しました。この脱出劇は生涯で心底恐怖を味わった体験だったとダライラマは語っています。それもそのはずです。もし中国兵に見つかれば悲劇しかないのですから。彼のインドでの亡命生活は今なお続いています。

koukoku 4tume
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