ユダヤ教ってどんな宗教?【解説編】

よろしければ(´・ω・`)君とユダヤ人が会話してるという形式でユダヤ人について解説しているユダヤ人って?の記事も参照にしてください

【概要】

成立 前1000年~前500年

創立者 モーセ

聖典 タナハ(旧約聖書)

信者数 約1500万人

総本山 エルサレム

【ユダヤ教を一言で表すのなら?】

ユダヤ人によるユダヤ人のための宗教」です。ユダヤ教には「選民思想」という考え方があり、ユダヤ人は「ユダヤ人こそ神に選ばれた人であり、ユダヤ人のみが最終的に神に救われる」と信じています。

【ユダヤ人って?】

ユダヤ教徒の人々をユダヤ人と言います。そのため、ユダヤ人は民族を表す言葉ではありません。ちなみにヘブライ人は古代のユダヤ人を表すときに使います。また、イスラエル人は”現在イスラエル国籍を持つ人“を指すため、必ずしもユダヤ教徒とは限らないので注意しましょう

【何を信じてるの?】

唯一神ヤハウェを信じています。ユダヤ教徒はこの神様のことをヤハウェとかアドナイ(わが主)とかエボバとか読んだりしています。どんな姿をしているかというと人間のような下等な存在には想像できないらしいです。そのため、神様の絵を描いたりすることは禁止されています。(偶像崇拝の禁止)

また、この神様はキリスト教やイスラム教が信じている神様と同じ神様です。そのため、この二つの宗教の原点はユダヤ教だといえます

【聖典(タナハ)には何が書かれているの?】

神様の言葉やユダヤ人の歴史が書かれています。けっこうおもしろいので、興味がある人は読んでみてください

【ユダヤ教徒の決まり事って?】

“モーセの十戒”

モーセの十戒はユダヤ教の根本となるルールです。約3000年前にモーセがシナイ山で神ヤハウェから授かりました。

内容

  1. 主は、唯一の神である。
  2. 神の偶像を作ってはならない。
  3. 神の名前を無駄に呼んではいけない。
  4. 安息日を守る。
  5. 父母を敬う。
  6. 殺人をしない。
  7. 姦淫(不倫)をしない。
  8. 盗みをしない。
  9. 嘘をつかない。
  10. 欲にまみれない。

ルールを見ると、「当たり前じゃん」って感じですね。道徳の基礎という感じです

【食べ物のルールとかあるの?】

1、ヒズメが分かれていない動物(ウサギ・ラクダなど)

2、豚

3、ヒレやウロコのない水中動物(エビ・貝・たこ・いか)

4、虫

は食べてはいません。

【休みの日は?】

ユダヤ教では土曜日を安息日として、その日は働かず徹底的に休みます。

本当に信仰心の深いユダヤ教徒はライターですら、自分で火をつけないそうです。タバコを吸いたいときは、だれかに火をつけて貰うそうです

【ユダヤ人がお金持ち多いって本当?】

本当です。理由は、ユダヤ人は昔から金融業に携わっていたため、お金を使うのが上手だからです。

【どうやったらユダヤ教徒になれるの?】

母親がユダヤ教徒だった場合は生まれた時からユダヤ教徒になることができます。そうでない場合は、ユダヤ教徒になるのは難しく、ユダヤ学校に通って、教義や掟、ヘブライ語を学び、一年ほどラビのものに通い詰めなければなりません。これは、ユダヤ教徒はユダヤ教の教えを自分の子供に教えられる人のみユダヤ人として認めているためです。そのため、布教には消極的です。

【迫害の歴史とも言えるユダヤ教の歴史】

ユダヤ教の歴史は“迫害と差別の歴史”と言われても過言ではありません。ユダヤ人に対する迫害と差別の歴史は紀元前13世紀ごろの「出エジプト」から始まります。このころユダヤ人の一部はエジプトで暮らしていましたが、エジプト新王国による差別を受けていました。しかし、預言者モーセが現れ、エジプトで迫害を受けていたユダヤ人たちを助け出して、エジプトを脱出。シナイ山の頂上で神ヤハウェから十戒を授かります。この出来事はユダヤ人への最初の迫害であり、ユダヤ教の起源であるといえます。ユダヤ教が正式に成立したのは、ユダ王国の人々がバビロンに強制移住させられた出来事(バビロン捕囚)から解放された、起源前538年にユダヤ人がエルサレムに帰還した時だといわれています。モーセやバビロン捕囚については“ヘブライ人の出エジプトとバビロン捕囚”の記事を参照にしてください。

イエス・キリストの誕生もユダヤ人に対する現在まで続く迫害や差別の原因となります。なぜなら、イエスキリストを、むち打ちし、ゴルゴダの丘で十字架刑に課せたのはユダヤ人のせいだという主張があるからです。イエスをローマ帝国に告訴したのはユダヤ教徒、銀貨30枚でイエスを売ったユダもユダヤ人だそうです。313年にミラノ勅令でキリスト教徒が公認されただけで、ユダヤ人への差別と迫害が始まります。

中世に入ってもユダヤ人の迫害は続き、聖地エルサレムをイスラム教から奪回すべくキリスト教の十字軍がエルサレムが遠征に行きますが、このときはイスラム教だけでなく、ユダヤ教徒も大量に虐殺されました。

近代史では1881年に東のポグロムと呼ばれる大規模なユダヤ人迫害が起こりました。

さらに、ナチスのヒトラーによるユダヤ人の大迫害によって、600万人のユダヤ人が殺害されました。ナチスは1850年代にフランスン外交官のゴビノーが人種的な優劣を論じた「人類不平等論」を利用し、ユダヤ人を法律の保護から外すという特別立法を可決させて、ユダヤ人の財産を没収、不当に逮捕し、収容所に送り、ユダヤ人の差別、迫害、虐殺を行いました。ドイツの収容所で起こった迫害や虐殺、人体実験は人の所業とは思えない想像を絶するものです。

【現在のユダヤ人とパレスチナ問題】

ドイツが第二次世界大戦で負けて、第二次世界大戦が終わるとついにユダヤ人が救われると多くのユダヤ人は思ったと思います。なぜなら、1917年にイギリスがパレスチナにユダヤのナショナルホームを作ると約束(バルフォア宣言)していたため、世界中のユダヤ人に対する同情も含めて、ついにパレスチナでユダヤ人の国ができると考えられていたからです。しかし、イギリスはアラブにも似たような約束をしていました(三枚舌交渉)。パレスチナにはユダヤ・キリスト・イスラムの三つの宗教の聖地があります。もうこうなると最悪。仲の悪い二つの宗教で戦争になるのは火を見るより明らかです。今ではイスラエルに多くのユダヤ人が住んでいますが、このユダヤ教徒とイスラム教徒のパレスチナをめぐる対立は第二次世界大戦が終わって半世紀以上経った今でも続いています。詳しくはパレスチナ問題の記事を参照にしてください。

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コメント

  1. グレース より:

    すごくよく分かり、感動です!ありがとうございます!

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