パレスチナ分割案とイスラエル独立宣言(1)

パレスチナ問題ってなに?・・パレスチナはシリア南部の地域的名称です。パレスチナにはユダヤ教とイスラム教の聖地があります。そのパレスチナを巡ったユダヤ人とアラブ人の対立をパレスチナ問題といいます。今回はパレスチナ問題の序章といえるパレスチナ分割会議とイスラエル独立宣言について解説していきます。

【始まり イギリスの三枚舌外交】

 

イギリス「ねぇねぇアラブのみんな!アラブ人の国の建設を手伝おうと思うんだ」

イギリス「その代わりにオスマン帝国内で反乱起こしてよ!」

アラブ人「まじで!?よっしゃ頑張るで!!!」

イギリスはアラブ人たちとフサイン・マクマホン協定を結ぶ

イギリス「ねぇねぇフランス君!オスマン帝国に勝った後の中東の分け方決めとこうよ!(フランスにスエズ運河を取られるわけにはいかん)」

フランス「いいよ!」

イギリスがフランスとサイクス・ピコ協定を結ぶ

イギリス「やぁ!ユダヤのみんな!ユダヤ人の国があった場所にナショナルホームを作ろうと思うんだ!(だから金よこせ)」

ユダヤ人「え!?本当に!それならイギリス君を応援するよ」

イギリスはバルフォア宣言をいました

1915年10月にイギリスはとオスマン帝国内のアラブの反乱を目的にメッカの太守であるフセイン・イブン・アリーとアラブの独立を約束しました。この協定をフサイン=マクマホン協定といいます。この協定が結ばれたのは第一次世界大戦中でイギリスはオスマン帝国と戦争していました。もし、オスマン帝国内で反乱が終われば、戦争が有利になると考えたのです。

1946年5月にイギリスはフランスとオスマン帝国に戦争で勝った後の東アラブの分割を約束しました。この秘密協定をサイクス・ピコ協定といいます。イギリスにとってはイギリスの植民地であるインドとイギリスを結んでいたスエズ運河の経営権をなんとしても守りたかったのです。もし、この協定を結ばなければ、スエズ運河の経営権をフランスにとられる可能性がありました。

さらに1917年11月にはパレスチナにユダヤ人のナショナルホームの建設を約束しました。これをバルフォア宣言といいます。第一次世界大戦で経済的に厳しくなったイギリスはユダヤ人の国を作ると宣言することでのユダヤ人の資金援助を期待しました。

このように、ほぼ同時期に矛盾している三つの協定を結んだイギリスの外交を「三枚舌外交」といいます。この三枚舌外交が後の中東問題、パレスチナ問題の原因となっていきます。

【イギリスの三枚舌外交の矛盾】

オスマン帝国が倒れる

アラブ人「よっしゃあぁあああああああ!!これで中東は俺たちのものだ!」

フランス「何言ってんの?中東は俺とイギリス君で分割するよ」

アラブ人「ふぁっ( ゚Д゚) どゆこと!?」

イギリス「まあまあ(#^.^#) 中東は分割してイギリスとフランスで管理するけど、ちゃんと僕たちの影響下でアラブの独立国家は作るから約束は破ってないよ!」

フランス「ちなみにレバノンとアナトリア半島南東部はアラブ人国家の範囲には含まれてないから俺のな」

アラブ人「そんなのありかよ・・・・・・」

ユダヤ人「それとパレスチナにはユダヤ人の国家作るから(#^.^#)」

アラブ人「何言ってんの?そこは俺たちの聖地があるところだから」

ユダヤ人「だってイギリスが約束してくれたし(#^.^#)」

アラブ人「は?どういうことだよイギリス?」

イギリス「怒らないでアラブ君。別にパレスチナにユダヤ人の国家を作るって言ってないし。パレスチナは国際管理するつもり!」

ユダヤ人「おいっ。国家作らないってどういうことや??(; ・`д・´)」

イギリス「パレスチナにユダヤ人のナショナルホームを作るって言っただけで国家を作るとは言ってませーん(笑)」

ユダヤ人「うそやろ・・詐欺だろそれ( ;´Д`)」

アラブ人「そもそも中東で独立国家作るって言ったのになんでパレスチナにユダヤ人が住むねん!ふざけんなよ」

イギリス「パレスチナは中東に含まれてないよ!アラブ君!条約をちゃんと見て!!(笑)」

アラブ人「ひどすぎる( ゚Д゚)ウソツキが!」

イギリス「ちゃんとパレスチナのアラブ人のことも配慮して一年間のユダヤ人の入植者の数を制限するから大丈夫だって!」

アラブ人「・・・・・・・・・・・・・・・(なんで俺たちの聖地にユダヤ人が住むんや・・そもそも中東は俺たちのものやって約束してくれたからわざわざ犠牲を出してまで反乱を起こしたのに・・・ブリカス許せへんわ)」

ユダヤ人「・・・・・・・・・・・・・・(ナショナルホームってなんやねん。詐欺や。入植者の上限を制限する?知るか。勝手にパレスチナに入ってやる。あそこには俺たちの国を作るんや)」

イギリス人「wwwwwwwwwwwww(我ながらよく言い訳できたわwww芸術的www)」

当然、矛盾した三枚舌外交に対してアラブ人やユダヤ人は抗議します。しかし、イギリスは次のような理由を述べて三枚舌外交は矛盾していないため約束は守っていると主張しています。

フサイン=マクマホン協定とサイクス・ピコ協定・・・・・フサイン=マクマトン協定によってアラブ人が中東全土を独立国として与えられると思っていたハシーム家はフランスとイギリスが中東地域を分割するというサイクス・ピコ協定に対して当然怒りを示しました。

しかし、イギリスはフランスやイギリスの影響下でもアラブ人国家の建設は可能であり、約束とは矛盾していないと主張。また、フランス統治領とされたレバノンとアナトリア半島南東部に関してはアラブ人国家に含まれておらず、パレスチナに関してはフサイン=マクマホン条約で触れていないためアラブ人国家を建設することは約束していないと主張しました。

サイクス・ピコ協定とバルフォア宣言・・・ユダヤ人はパレスチナにユダヤ人の国家を作ってもらえると期待しました。しかし、サイクス・ピコ協定ではパレスチナを国際管理すると規定しており、バルフォア宣言においてはユダヤ国家の建設は明記されておらず、ユダヤ人居住地(NATIONAL HOME)を建設するとして二つの条約には矛盾がないとイギリスは主張しました。

バルフォア宣言とフサイン=マクマホン協定・・・アラブ人はパレスチナにはアラブ人国家を作るとイギリスが約束したと抗議しました。しかし、レバノンのように明文で除外されたわけではありませんがパレスチナはアラブ人国家の範囲外でパレスチナにアラブ人の国家を作る約束はしていないとイギリスは主張します。また、バルフォア宣言では「先住民の権利を侵害しないことが前提」と明記されており、ユダヤ人国家を作るとは約束していないとも主張しました。

このようなイギリスの言い訳にアラブ人もユダヤ人も納得するわけがありません。アラブ人の中には英仏の勢力圏の中では独立したとは考えない人もいます。またアラブ人たちはサイクス・ピコ協定のことを知らされておらず、アラブ人が想定していたより小さい範囲でした統治することができませんでした。このことはアラブ人たちにイギリスに対する不信感や不快感を増大させることとなります。また、ユダヤ人はユダヤ人の国家がパレスチナにできると考えていたので、イギリスに騙されたと感じるのも無理がありません。ユダヤ人はイギリスが定めた入植上限を無視して、パレスチナに入植したり、テロを起こしたりするようになります。想像以上の数のユダヤ人がパレスチナに入植してきたため、パレスチナに住んでいるアラブ人はユダヤ人に対して不快感を増大させていきました。

パレスチナ分割案とイスラエル独立2

koukoku 4tume
mokuji

目次へ

おすすめの記事へ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*